衣食住のなかで、自分の選んだ物の中味を、全く、あるいはほとんど理解する事無く、他人任せに済ませている場合は住宅のみではないでしょうか。一生に一度だけの場合の多い高価な買い物が、納得して品質を確認できない状態では、他人任せとなり、真に自分で選んだとは言えません。
価格とそれに伴う品質を理解、納得してこそ、正しい家のメンテナンスが可能となります。その意味から、 折角建てる家がどの様な材料で作られているかを理解する事は非常に大切です。
それには、大きく分けて2種類あります;構造材仕上げ材です。
以下に挙げたリストを参照して下さい。このコーナーでは、これらの材料に関して説明していき、住宅がどの様に作りあげられているか解明して行きます。
構造材は、容易に取り替えられる物では無い為、施主の意見を充分に考慮するビルダーやデザイナーとのパートナーシップが、設計、施工に先駆けて最も大切な基礎なのです。
リスト一覧表 : 一般住宅に関する建築資材および付属役物

構造材

セクションAにまとめられた物は、建物の構造材である。デザイン上の選択は勾配天井で梁を見せる場合の様に構造と密接に関係する。各々の材料は構造上割り出され、個人の嗜好によるものではない。建設業者、建築家等専門家に委託するべき性質のもので、相互の信用関係が良い結果をまねく。個人の希望を確実に相手に理解させ、実行可能か否かの判断を明確に相互確認する必要がある。取り付け/取り替えが大がかりなレノベーションとなる事は明白である。

デザイン選択が可能な
構造的要素

セクションBにまとめられた物は、デザイン要素よりも構造的要素にその重点が置かれる。建物のひろさ、建てられる地域の制約、等個人の好みよりも優先させなければならない要素が多い。その上でデザイン選択が可能である。取り付け/取り替えはレノベーションの範囲となり建物の構造材への影響がある為、専門家のアドバイスが必要である。

デザイン選択が可能な
仕上げ材

セクションCにまとめられた物は、選択されたデザインや材質により、建物の価値及び風貌をドラマチックに変える性質をもつ。Dの物に比べると、より建物に固定されているが、取り付け/取り替えは比較的簡単におこなえる。経験のある人はDIYも可能である。メンテナンスと言われるものはセクションCのアイテムを新しく変えていく事でもある。

デザイン選択が可能な
装飾的要素

セクションDにまとめられた物は、選択されたデザインや材質により、建物に付加価値を与え、住まいの質を向上する性質をもつ。簡単に取り付け/取り替えによりグレードアップする事が出来る。言い替えれば、最も身近にあり、理解しやすく、個人の嗜好を手軽に反映できるアイテムと言える。