工業用とは別に、住宅専用に色彩豊富なペイントがDIYで手軽に入手できる為、微妙なトーンの違いでインテリアを見違える様に変身させる事が可能。ここでは、最も普及しているSICO社を例に挙げる。
【形状】
グロス仕上げ
セミグロス仕上げ
マット仕上げ
グロス仕上げ:ペンキの中で一番光沢があり、メラミン風とも呼ばれる。しみや汚れが付きにくい。光沢がある為、アクセントにもなる。  光沢がある程度あり、又しみもあまり付きにくい。セミマット仕上げ:エッグシェル、ローラスター等とも呼ばれ壁の表面に柔らかさを表現出来る。マット仕上げよりはしみが付きにくい。 フラットとも呼ばれ光沢はまったく無く壁の表面に一様に柔らかい仕上げを施す事が出来る。 

 

【種類】
プライマー 白またはベージュの下地塗料。このあと本塗装を1ー2回、好みの色で仕上げる。
塗料(室内用)
部屋の用途と生活環境に合わせて選ぶ。
グロス仕上げ しみが付きにくい為、店舗および施設関係に多く使用され、住宅にはあまり使用されない。
セミグロス仕上げ 水での拭き掃除も簡単に出来る為、小さい子供のいる家に適している。   
セミマット仕上げ 落ち着いた雰囲気を演出できる為、居間や寝室等に使用される。
マット仕上げ しみを水で拭き取る事は出来ないので汚れる場所には不向きである。
塗料(屋外用)
室内用と同じく、使用場所により選ぶ。表面の汚れをよく落とし、完全に乾燥してから、塗装する。
グロス仕上げ 外部ドア、トリム/モールディング、シャッター、てすり、軒下、等の箇所に適する。
セミグロス仕上げ 上記の他、窓枠、ポーチの柱、アルミサイディングの上塗り、等に適する。
フラット仕上げ 木、レンガ、しっくい、アルミサイディング、コンクリートブロック、等に適する。
【その他】
デザイナーペイント マーサスチュアート、ラルフローレン等のブランド製品もあるので、各会社のカラーイメージに沿った色に重点が置かれている。
透明塗料(ニス仕上げ) カウンター、造作仕上げ等、木製建具の仕上げとして使用される。

 

Web-site
メンテナンス
色・材質

SICO社

C.I.L.社   

GLIDDEN社

マット以外は水拭きが可能だが、マット仕上げは2ー3回の水拭きで下地が現われる。マット仕上げは汚れない場所のみに使用する事 色;スタンダード色として1000色以上が手軽に入手できる。色見本から好みのカラーを提示するだけで、照会番号をコンピューターに打ち込み、即座にミックスを作ってくれる。日本への輸送も可能であり、 ニュアンスの豊かなこちらのペイントを利用して欲しい。 材質;油性と水性が在る。室内は水性、屋外は油性のアクリルペイントが一般に使用される。ラテックスと言われる乳化処置が施され、そのまま使用できて扱いやすい。
注意事項
デザイン上のポイント
実際に壁全体に塗ると、色見本のニュアンスよりもより濃いニュアンスになるので注意する事。部屋により、マット、セミグロス等を使い分ける事。ペイントを施さない部分をマスキングテープで保護し、閉め切った室内での作業は避ける。 現代のカラーコーディネーションは個性化し、あくまでも個人の嗜好による。しかし、色は心理的作用に深く関係しているので、その空間の採光状態、広さ、用途、及び他の部屋との関連性を考慮してコーディネートする。