断熱材 :

通常の2x4木造住宅はパネルのなかに断熱材を入れる。各社色々な材質の断熱材を生産しているが、ここでは一般的に使用されているバット、又はウールと呼ばれる綿状のファイバーグラス材に関して説明する。

【従来工法との違い】

従来工法では断熱ではなく、通気、通熱を促進した。家のなかの空気がわずかに断熱の役割を果たした。居室と外壁との間にぐるりと廊下を取ったのはその一例である。

2x4住宅は構造体内部に断熱材を入れ、屋外空気環境と室内空気環境を完全に分離する。

気密性の高い住宅には、必ず別項目にて説明する換気装置が必要な理由である。こちらでは法規にて換気装置を付ける事が義務付けられている。


【用途/構造材としての役割】

石を積み上げ、また丸太をくみ上げて厚い壁を作った昔の家に代わり、パネル化した壁の木材の無い空間に断熱材を挿入する事により、より暖かい家を作れる様になった。

構造材を必要としないパネルの空洞に、断熱性、気密性の高い断熱材を使用し、いかに空気の流通を遮断するかが重要である。

最近外断熱工法が注目されているが、2x4構造では、パネル内の断熱材を補う工法であり、外に断熱材をつけてもパネル内の断熱材を省略する事は無い。



【形状/種類/施主としての視点】

バットインシュレーションと呼ばれる綿状のものの他、ボード状のものもある。ボード状のものは、必要に応じて数種の厚みがある。

断熱材を家のどの部分に入れるかは、外壁、内壁とも専門家と充分に確認する。

家が立ち上がればまったく目に見えない部分だが、予算の許す限り、上質の断熱方法を採用する事。


【施工現場での留意点】

ベーパバリアの施工と同じく、2x4住宅における、断熱材の役割を明確に把握している業者と契約する事。

パネルの各スタッド間の寸法にあった一枚綿を、きっちりと外表になる様に填めているか否かで仕事の良否を判明出来る。

正しく挿入した断熱材は切り口はスタッドに隠れふわっと仕上がっている。切り口が見え、小片をぎゅうぎゅうと押し込んだ様な施工は断熱の用を成さない。