構造体としての床は床下地合板までで、そのあとは仕上げ材となる。ここでは、最も普及し、カナダの特産でもあるフローリング材に関して説明する。
【形状】

プランク

サイズは多種類に及ぶが、プランクと呼ばれる小片を床にひとつずつ敷き詰めていく。無垢の木製フローリング。

タイル

寄せ木細工の床材。30cm、60cm等の正方形のタイル状のパネルになっている。   
   

ロール

一定の幅のシートがロール状になっていて、室の大きさに応じて切って敷きつめる。 メンテフリーの硬質 ラミネート材。

 

【色 および 材質】
無垢材

オーク、メープル、バーチ、が主に使われる。プランクの幅は2ー3種類あるが全ての木目に共通では無い。色に関しては、透明からカラーステインまで多数の選択がある。ペイントはあまり使用されない。やはり木目の見えるクリアラッカー仕上げに人気がある。工場にて数回ウレタン加工仕上げ塗りされている為堅牢。対紫外線処置済み。未塗装は避ける方が無難である。パーケットと呼ばれる寄木細工も無垢の木で作られる。

木目ラミネート材

プランク状、ロール状、タイル状等、多種に渡る。パーチクルボード芯で表面に木目、裏にクッション材のついた物が多い。カナダでは無垢材とほとんど同価格の為、防水仕様が必要な場所で、尚かつデザイン上フローリング仕上げが必要な場合に用いられる。

 
 

 

【種類】

木目の色合い、節目の通り具合により幾つかのグレードに分かれる。業者により名前が異なるので確認すること。次の2種類がよく使われる。

セレクト&ベター 柾目で最も均一な木目のプランクを集めてある。   
ラスティック 木目の幅が大きくなり、錆びを帯びている様に見える。

 

【その他】

フローリング以外に以下の仕上げ材がある。

ビニールタイル シート、タイル共ありオーガニック材のみを使用。
セラミックタイル 30ー45cm角が多い。他にマーブル、グラニット等のストーンタイルも人気がある。
カーペット 毛の密度がオンス/平方フィートで示される。用途に応じた材質と密度を選ぶ。
 
 

 

 

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メンテナンス

無垢フローリング
Mercier社
Preverco社

ラミネートフローリング
Uniboard社

ビニールタイル
Forbo社

カーペット
Beaulieu Canada社

フローリングは夏は伸び、冬はちじむ。室内の湿気は40ー60%が望ましい。
敷く1週間前に室内に出して室の湿度に慣らす。室温は20度前後湿度は45%が望ましい。

ウレタン加工で保護されているが、砂利、砂、スパイクヒール等は、表面を痛めるので避ける。掃除機、ドライモップでごみを取る事が大切で市販の洗剤等での水拭きは避ける。汚れた場合はすぐに硬く絞った布で拭き取る。

デザイン上のポイント
注意事項
従来はカーペットがスタンダードで、ベアーフロアといわれる木の床は未仕上げと同様に理解されていた。流行はかわり、フローリング仕上げ、とくに水廻りの床もラミネート材で仕上げるのが人気がある。
またマルモランとよばれる高級リノリウムタイルは天然材で作られ、現代のファッションに合った多彩なカラースキームで若い世代に人気がある。
無垢フローリングは箱単位で売られ、種類により箱当たりの面積は異なる。
又天然材の為、箱当たり5%までは、色、形等のロスは認められている事を考慮して発注量を決定する。