モントリオールから45分車を東に走らせると、別名アップルキャピタルと呼ばれるルージュモントという町があります。今回はりんごの花が咲き乱れる時期ではなかったのが残念ですが、それでものどかな景色が楽しめます。
ここにはシードルリーと呼ばれるシードルの蔵元が数多く点在します。シードルとはりんごから造るお酒で、フランス・ノルマンディ地方のは世界的に有名。1617年ヌーベルフランス(当時のケベック)にカナダ最初のりんごの木が持ち込まれ、移民の大半を占めていたフランス西部地方の人々によって、シードル造りはここケベックに根付くことになりました。
見た目はワインボトルとあまり変わりませんが、アルコール度0.5~7%とワインより低く、舌触り爽やかに心地よく、喉ごしも軽やかなこの飲み物は、難しい理屈や能書きなしに料理と共に飲める、洒落たアペリティフ、またスパークリングシードルはシャンパン代わりにもなり、そして、値段も10ドル前後とお手軽です。
試飲したシードルリーの一つです。蔵の見学も出来ます。
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